神経痛(頭皮の帯状疱疹)|福岡西脳神経外科|福岡市早良区小田部の脳神経外科

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医療コラム

神経痛(頭皮の帯状疱疹)|福岡西脳神経外科|福岡市早良区小田部の脳神経外科

神経痛(頭皮の帯状疱疹)

最近、「頭の表面がピリピリする」「櫛で髪をとくとビリビリして痛い」といった頭痛の症状で来院される方が多い印象です。

頭皮や皮下筋肉の神経過敏が原因と思われる神経痛での症状です。

ほとんどの場合はストレスなどによる一過性の症状で、時間経過とともに自然に改善していきますが、その中に帯状疱疹の前駆症状(前触れ症状)であることが隠れています。

帯状疱疹と聞くと、胸部や腹部にできる赤いブツブツ、痛みのある発疹を思い浮かべることが多いと思いますが、頭皮にも起こりますし、耳の近くで起こると、中耳炎のような耳奥の不快感を伴います。また、悪化すると難聴の原因にもなる怖い病気です。

帯状疱疹はヘルペスウイルス感染による病気ですが、ヘルペスウイルスには少なくとも中学生くらいまでにほぼ全員感染をしており、神経に潜んでいる状態です。

自然免疫が低下(体調不良や寝不足などのストレス)したり、コロナウイルスのワクチンを頻回に接種することで体内免疫が偏ってしまい、発症してしまうと考えられています。

ウイルスによる病気ですので、時間経過でどんどんウイルス量が増加してしまい、治癒に時間がかかるようになります。

疑わしい場合は血液検査を行い、すぐにヘルペスウイルスに対する治療薬を開始することが肝心です。血液検査結果がでるのに1週間程度かかりますので、気になる症状がある場合は早めに受診されることをお勧めしております。