頭痛
- 2022年7月30日
- 頭痛
頭痛は脳神経外科クリニックに受診される患者さんで一番多い症状です。
ズキズキする頭痛、締め付けられる頭痛、一瞬のズキンとする頭痛など性状は様々です。
また、慢性的な頭痛や急に生じた頭痛、間欠的に繰り返す頭痛など時間的にも様々なものがあります。
多いものとしては、片頭痛や緊張型頭痛(肩こり頭痛)、混合型頭痛、神経痛、群発頭痛などがみられます。
しかし、1年に数回はくも膜下出血が見つかることもあり、若い女性では椎骨動脈解離(血管が傷つく病気)による血管痛が原因であることも経験します。
まずは、MRI検査で脳や脳血管に異常がないかしっかりと確認し、必要であれば頸椎アライメント評価(ストレートネックなど)をレントゲン検査で行います。
また、鉄欠乏症や亜鉛欠乏症など慢性頭痛の原因となる微量元素不足を血液検査で判断します。
片頭痛や群発頭痛は完治する頭痛ではないため、予防治療と頭痛時の緩和治療が必須となります。
いわゆる痛み止めには強い・弱いはなく、使用する本人の感じ方が重要になります。
使用してみないと薬の効果は判断できないため、早めに受診していただき、一番効果のある薬の組み合わせを一緒に見つけていくことが重要です。
頭痛でお悩みの方は一度当院を受診していただけるとお力になれると信じております。